2015年1月17日土曜日

カムロちゃんと歩こう 佐倉城址公園

昨年(2014年)9月、JR佐倉駅を降り立った時は午後4時を回っていました。観光案内所の貸自転車はすでに終了。やむなく歩き始めましたが、武家屋敷に着いたところでこれ以上進むことを断念。そして2か月後の11月に再挑戦となりました(20141103)。

■貸自転車を借りて武家屋敷から
JR佐倉駅前観光案内所で自転車を借りて走ります。坂道を登って左折すると、城下町佐倉の面影を残す武家屋敷通り。この付近は佐倉城に仕えたサムライたちの住んでいた武家屋敷があったところ。現在でも3件の武家屋敷を見学することができます。この日は旧河原家住宅(県指定文化財)の特別公開日で、建物内に入って見学することができました。
旧但馬家住宅 道路から撮影
武家屋敷を後にして、くらやみ坂を下り市民体育館前を左折すると、佐倉城址公園に近づいてきます。自由広場前のイチョウ並木はちょうど黄葉の見ごろとなっていました。佐倉城址公園センターで100名城スタンプを押し、佐倉城址公園内部に入ります。
イチョウ並木 

■数々の遺構が楽しい 佐倉城址公園
最初に現れる遺構は広大な空堀跡です。現在では親子連れの格好のピクニック広場となっています。
広大な空堀跡
抹茶がふるまわれている三逕亭(茶室)(さんけいてい)、堀田正睦公像などを見ながら空堀を渡り先に進むと、広大な本丸跡が現れます。
本丸跡 左奥の一段高くなったところは天守台

天守閣跡から眺めると、本丸跡がいかに広いかがよくわかります。周辺の土手などの遺構や、樹齢約400年の「夫婦モッコク」(千葉県指定天然記念物)なども見逃せません。
天守閣跡からの眺め
土手の遺構
土手の上の銅櫓跡

■おもしろ過ぎる!国立歴史民俗博物館
さて、この日のもう一つの目的は、国立歴史民俗博物館で開催中の国際企画展示「文字がつなぐ 古代の日本列島と朝鮮半島」です。
空堀や建物の基礎石などの遺構を見つつ、駐車場を抜け、きれいに整備された馬出し空堀の横に立つ巨大な建物に入ります。この日開催中の企画展示で、これまで未見の二つの国宝(額田寺伽藍並条里図金光明最勝王経)を見ることができました。
空堀
建物の基礎石

馬出し空堀

通常の展示も非常に興味深いものでしたが、順番に見ていくとすべてを見るには時間が足りず、後ろ髪を引かれる思いで博物館を途中退出しました。

愛宕坂を下って左折し、佐倉城址公園の外周を大きく回るように自転車を進めます。左手に出丸跡や土手の遺構などがありますが、この付近から見ると佐倉城址が台地の上にあったことがよくわかります。
出丸跡
佐倉城を守る土手

JR佐倉駅前で自転車を返し、この日の小さな旅は終わりです。
それにしても、佐倉市は思っていたよりも見どころが多く、この日もそのうちの半分も見ていません。佐倉のマスコットキャラクターは「カムロちゃん」ですが、市内随所でカムロちゃんの絵を見かけました。
今回見ることができなかった見どころや途中退出した国立歴史民俗博物館に、ぜひもう一度訪れたいと思います。その時もまたカムロちゃんの案内で・・。
 

0 件のコメント:

コメントを投稿