2015年2月11日水曜日

正月はだめよ 城下町川越散策

冬の青春18きっぷの期限は1月10日まで。そろそろ「消化」しなければということで、正月3が日の1月3日に、100名城のひとつである川越城を訪れることにしました。川越訪問は初めてのこと。小江戸とよばれる街並みの散策や、江戸城の遺構の残る喜多院も併せて巡ることにしました。

■だるま市と初詣でにぎわう喜多院
川越といえば、黒塗りの蔵が並ぶ通りや時の鐘周辺での散策や食べ歩きが有名で、「正月休みということもあり街道沿いはきっと大勢の人でにぎわっているだろう。でも、この喜多院というお寺は静かに散策できるのではないか」。出掛けるまでは勝手にそう思っていました。
しかし、喜多院に近づくにつれ道路は混雑し、だるま市と初詣客で大混雑の境内に入り、自分の無知ぶりを思い知らされました。「川越大師」という言葉もあるようで、「なるほどここは私の住む神奈川県でいえば川崎大師のような人気のスポットなんだ。」と思いました。
国の重文 慈眼堂

前置きが長くなりましたが、なにはともあれ、重要文化財に指定された「慈眼堂」を撮影します。あふれる人波をかき分け、ようやく主目的の「客殿・書院・庫裡」入り口にたどり着きましたが、無情にも私の目には「拝観お休み」の案内板が飛び込んできました。
喜多院 庫裡

確かにこんなにも多くの初詣客がいるなかでは、対応は困難なのでしょう。事前の調査不足を反省し、喜多院を後にすることにしました。

■川越城の遺構と本丸御殿 しかし‥。
地図と案内板を頼りに、川越城の遺構である富士見櫓に到着しました。
富士見櫓

といっても、樹木が生い茂り外からは様子がよくわかりません。階段を上ってみたところ、小さな神社がありました。城中最大の櫓で天守代わりに使われたとのことですが、木が多くて眺望は効きませんでした。
さらに歩いてようやく川越城本丸御殿跡に到着しました。かつては16棟、1025坪の規模だったものが、現存しているのは玄関部分と移築復元された家老詰所のみとなっています。
川越城本丸御殿 中には入れず
本丸門跡の碑

しかし、ここは川越市が管理する施設。1月3日は残念ながら内部に入ることはできず、100名城スタンプは市役所の保安員室で押しました。
続いて川越城のもう一つの遺構、中ノ門堀跡にやってきましたが、こちらも正月休みのため入り口の門に鍵がかかっており、中に入ることはできませんでした。

■蔵の街川越 早足で散策
目的の大半が果たせず失意のどん底(?)に陥りましたが、せっかくここまで来たので川越の街並みを散策します。
まずは川越の象徴ともいえる時の鐘に到着です。お正月ということもあり、獅子舞が催され、付近の飲食店も人であふれていました。
時の鐘

しかし、喜多院の江戸城遺構や川越城本丸御殿など、もう一度訪問する気満々になっていたので、街道歩きはその時に楽しめばいいという気持ちになっていました。お店などは一切立ち寄らずにひたすら川越駅方面に向かって歩きます。
街道沿いに並ぶ建物

途中、川越のご当地グルメである焼きそばを食べ、再訪を心に誓いながら帰路に着きました。

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