2016年7月10日日曜日

【日本100名城】サクラ舞う長篠城とサクラ祭りの岡崎城

4月となってあちこちからサクラの便りが聞こえてきました。城跡はどこに行ってもサクラの名所が多い中、今回は愛知県の二つの100名城を訪ねました。
その前に、100ではなく「一」ノ宮にも立ち寄りました。どうやら今回から全国一ノ宮巡りも始まったようです。

■ついに始めた 全国一ノ宮巡り
愛知県の100名城の一つ、長篠城へは豊橋駅で飯田線に乗り換えます。途中三河一宮駅で下車し、三河国一ノ宮の砥鹿神社(とがじんじゃ)に立ち寄りました。

三河一宮駅
▲三河一宮駅

同社のホームページによると、ご祭神は大己貴命(おおなむちのみこと)で、その信仰の歴史は1300年に遡るとのこと。

砥鹿神社(とがじんじゃ)
▲砥鹿神社(とがじんじゃ)
「三河地方はもとより各方面からの篤い崇敬を受けている」そうで、この日も参拝者が絶えませんでした。ひととおりお参りや写真撮影を済ませ駅に戻るとちょうどよい時刻に次の電車がやってきました。
長篠駅は絵に描いたような無人駅。駅舎もお城の雰囲気たっぷりです。
駅から10分近く歩いて長篠城址に到着です。
長篠城駅
▲長篠城駅

■サクラ舞う長篠城
長篠城は二つの川に挟まれた断崖の上にある天然の要害で、歴史上名高い「長篠の戦い」に先立つ長篠城の攻防で知られています。
長篠駅からここに至るまでにあちこちの看板に、ふんどし姿で磔にされている武将の絵が気になっていましたが、長篠城址入口にある長篠城址史跡博物館で、磔になりながらも援軍が来ることを知らせた鳥居強右衛門(とりいすねえもん)であることを初めて知りました。

長篠城本丸入口
▲長篠城本丸入口

長篠城本丸入り口の空堀
▲長篠城本丸入り口の空堀
 
長篠城本丸跡に入ってみましょう。本丸跡は広々とした草原となっており、三々五々人々が集まっ
ていました。折しも季節はサクラが満開から散り始めるところ。風が吹くたびに見事に舞う桜吹雪
が、この季節の美しさとはかなさを物語っていました。

長篠城本丸
▲長篠城本丸
長篠城址の碑
▲長篠城址の碑
■長篠城の写真撮影場所 牛淵橋は遠かった
長篠城についてネットで調べると、二つの川に挟まれたこんもりとした森の写真が長篠城ということになっていますが、長篠城の本丸からすぐに行ける場所ではなく、はるばる歩かなければいけないことが現地に到着して初めてわかりました。しかし、ここまで来た以上はやはり行きたくなるのが人情というもの。
本丸を出てみると、長篠駅から本丸までよりも飲食店などがあるのがわかります。
途中、フォッサマグナの露呈地や、鳥居強右衛門磔の地などもありましたが、時間がかかりそうなので飛ばして進みます。
本丸を出てから30分くらい歩いたでしょうか。ようやく牛淵橋に到着しました。
長篠城本丸遠景
▲長篠城本丸遠景

確かにネットで見る長篠城の写真はここから撮影したものですが、この日は少し様子が違いました。というのも、満開のサクラのおかげで本丸がどこにあるのかここからでもよくわかります。写真で見るのとは少し違った長篠城を見ることができて、ここまで歩いた甲斐がありました。
この後長篠駅まで歩き、次の目的地である岡崎城に向けて電車に乗りました。

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