2015年8月16日日曜日

ノウゼンカズラ満開 鎌倉 妙本寺

鎌倉駅から徒歩およそ8分、比企谷(ひきがやつ)とよばれる谷戸に位置する妙本寺は、鎌倉幕府の有力御家人比企氏の屋敷跡に位置する寺院です。
比企氏は幕府の権力争いに巻き込まれ、北条氏の手により滅ぼされ、その屋敷跡に妙本寺が建立されました。
春にはカイドウやシダレザクラが美しく咲き、夏にはノウゼンカズラが鮮やかな橙色の花をつけます(20150718)。

総門を過ぎて方丈門の右側を進むと、辺りは薄暗く涼しげな雰囲気に包まれます。朱色が特徴の二天門の向こうにノウゼンカズラが見えてきました。
▲二天門脇から見たノウゼンカズラ

他のブログによれば、今年はノウゼンカズラの当たり年ということで、左右どちらの株もたくさんの花をつけていました。
▲二天門を背に祖師堂を見る
 
▲今度は祖師堂を背に
▲満開のノウゼンカズラ

▲手水場から撮影

正面の祖師堂に向かって右手に比企一族の墓所があります。無念のうちに滅ぼされた一族に思いを馳せ、手を合わせます。
▲比企一族の墓所(2014年撮影)

祖師堂正面の階段に腰を下ろしてひと休み。周りには水彩画を楽しむグループの皆さんがいます。
階段上には一匹の猫がいました。まるで番犬ならぬ「番猫」のよう。かまってもらおうとちょっかいを出しましたが、ほとんど相手にされませんでした(笑)。
▲番犬ならぬ番猫?鋭い目で睨まれました笑

妙本寺は鎌倉駅からもほど近く、人の多い鎌倉では珍しく静かな大寺院です。祖師堂の端に腰を下ろして休んでいると、しばし日常のことも忘れることができます。鎌倉では定期的に訪れたい寺院のひとつです。

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