2018年5月27日日曜日

【日本100名城】江戸城再訪 ~重要文化財を忘れずに~

2014年夏から始めた日本100名城スタンプラリー、その最初に選んだのが江戸城でした。しかし、当日は天候が今一つ、二重橋前から見える建物も工事中で足場が組まれ、いずれ天気の良い日に再訪したと思っていました。2018年4月下旬、都内に所要があり出掛けることになりましたが、その日はとても良い天気。所要の前にどこに行こうかと考え、江戸城を訪れることにしました。そして今回は江戸城に残された3つの重要文化財も忘れずに写真に収めることにしました。


■始まりは桜田門から
地下鉄桜田門駅から地上に出て目の前にあるのが桜田門。今日の重要文化財第一号です。
桜田門
▲桜田門(内側から撮影)
家族連れやジョギングする人、そして海外からの観光客。多くの人が次々に出入りしています。桜田門といえば「桜田門外の変」があまりにも有名ですが、私は子どもの頃に読んだ少年ジャンプに連載された刑事漫画を思い出してしまいます。
※主人公の刑事は、犯人の前に登場するときに警察手帳を見せながら「桜田門だ!」と叫ぶのがお決まりでした。

桜田門から二重橋前に移動します。
二重橋
▲二重橋
ここは江戸城随一の撮影スポット。次々と写真を撮る人たちが引きも切らないけれど、そのほとんどが外国人観光客です。私もわずかなスキを狙ってシャッターを切りました。

二重橋前からはお堀沿いに歩きます。巽櫓はこの付近を歩く人たちの、まさにランドマークとなっています。
巽櫓
▲巽櫓

■江戸城本丸 東御苑へ
大手門で手荷物検査を受けて東御苑に入ります。ここからは数々の見どころがあります。まずは同心番所百人番所大番所の3か所の「番所」。
同心番所
▲同心番所

百人番所
▲百人番所

大番所
▲大番所
それぞれ同心や与力といった役人が警護に当たる場所。なかでも百人番所はその大きさに圧倒されます。外国人観光客も興味深そうに見学していました。

大手門から左手の最も奥にあるのが富士見櫓。天守が焼け落ちた後はこちらが事実上の天守となり、将軍が花火見物などを楽しんだそうです。
富士見櫓
▲富士見櫓

忠臣蔵の仇討のきっかけとなった松の廊下跡の前などを過ぎて天守台に到着です。
天守台
▲天守台

天守台からの眺め
▲天守台からの眺め
かつては壮大な天守がありましたが、1657年の明暦の大火で焼失。天下泰平の時代に立派な天守は不要、それよりも江戸の復興を優先すべきと、その後再建されることはなかったとのこと。天守は今日も大勢の観光客で賑わっていますが、これも平和があってこそ。この平和がいつまでも続くといいですね。

■東御苑から北の丸公園へ
北詰橋門から東御苑の外に出て、北の丸公園へと入ります。
緩やかな坂道を上り、科学技術館前を通り右手に下ると、清水門があります。東面する高麗門と南側に直行する渡櫓門からなる桝形門で、昭和36年(1961年)に国の重要文化財に指定されています。
清水門
▲清水門
北の丸公園内にある日本武道館前には大勢の若者が集まっていました。この日は有名ミュージシャンのライブが開かれるようです。
そして、武道館の先にあるのが本日最後の重要文化財、田安門。こちらも清水門と同じく昭和36年(1961年)に国の重要文化財に指定された門です。
田安門
▲田安門
さて、江戸城散策もそろそろ終わりとなります。田安門から北の丸公園を出ると、ここはサクラの名所として知られる千鳥ヶ淵牛ヶ淵
牛ヶ淵
▲牛ヶ淵
もちろんサクラは咲いていませんが、新緑が目に美しく映ります。橋を渡れば地下鉄九段下駅前はもう目の前です。

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