2013年6月16日日曜日

ヤマアジサイ 小さくてかれんな日本原産種

鎌倉はアジサイまっさかり。至る所で大輪のアジサイを楽しむことができます。もともとアジサイは日本が原産で、西洋にわたって品種改良されて「逆輸入」されました。日本原産のヤマアジサイを探しに鎌倉に出掛けました。


毎年多くのアジサイが咲き誇り、散策路に入るには整理券が発行されるほどの長谷寺。一方、長谷寺から歩いてすぐのところにある光則寺は、長谷寺や大仏で有名な高徳院と違い、訪れる人も少なく静かにアジサイを鑑賞することができます。


光則寺境内に咲くヤマアジサイ
開祖日朗上人が幽閉された土牢前にもアジサイが
境内には鉢植えのヤマアジサイがあちらこちらに並べられています。しかし、寺の山門に「ヤマアジサイの見ごろは5月下旬」との案内がありました。それでもまだまだかれんなヤマアジサイを楽しむことができました。

北鎌倉でアジサイの名所といえばなんといっても明月院。私は30年来鎌倉に通っていますが、混雑するのがいやなのでアジサイの最盛期に明月院を訪れたことはありません。今回は駆け込み寺で知られる東慶寺に出掛けました。境内一円にアジサイが咲き乱れているわけではありませんが、ところどころにヤマアジサイの姿が見られます。

紅色が鮮やかなヤマアジサイ

ショウブを背景に咲く青いヤマアジサイ

紅色に咲くアジサイはとても色鮮やか。青いアジサイもショウブの背景に美しく咲いています。

江ノ電長谷駅近くにある御霊神社は、小ぢんまりとして静かなお社。ところが、アジサイの季節になるととても賑やかになります。それもそのはず、境内入り口に咲くアジサイと江ノ電の姿を同時にカメラに収めようとする人で大賑わいです。

私は、西洋アジサイが咲き出す前に御霊神社を訪れました。境内奥右手にある小さなお社の回りには、西洋アジサイよりも一足先にヤマアジサイが見ごろを迎えていました。




アジサイといえば、大輪の西洋アジサイに目が向きますが、ひっそりとかれんに咲くヤマアジサイに鑑賞するのもなかなかいいものです。でも、西洋アジサイよりは少し早く見ごろを迎えるので、少々早めのお出掛けをお勧めします。

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