各県の美術館・博物館で都内の美術館・博物館の国宝などが展示されることがよくあります。ホテルオークラの敷地内にある大倉集古館は3点の国宝を所蔵していますが、唯一見ていなかった「随身庭騎絵巻」が昨年秋に山梨県立美術館で展示されました。
この時は結局出掛ける機会を逃しましたが、次の機会はいつかと思っていたところ、今年の春になって本家の大倉集古館での公開となりました。
「随身庭騎絵巻」は鎌倉時代の絵巻。随身の騎馬または徒歩の姿を描いたもので、似絵の手法を用いた絵巻です。
随身とは、要人を守る武人のこと。この絵巻には馬にまたがる随身たちが一人ずつ描かれています。まるで随身のカタログのようで、少々太りぎみの人から細面の武人まで、個性豊かな姿をしています。馬たちも細く鋭い線で描かれ、まるで今にも走り出しそうに生き生きとしています。
「随身庭騎絵巻」は、5月6日まで、大倉集古館で開催されている、「大倉コレクションの清華」で展示されています。
この時は結局出掛ける機会を逃しましたが、
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大蔵集古館から見たホテルオークラ |
「随身庭騎絵巻」は鎌倉時代の絵巻。
随身とは、要人を守る武人のこと。
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大蔵集古館のテラス |
「随身庭騎絵巻」は、5月6日まで、
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