鎌倉といえば鶴岡八幡宮や鎌倉大仏に代表されるように、神社仏閣を思い浮かべる方も多いと思いますが、小振りながら美術館も充実しています。特に、今年(2019年)6月には「鎌倉文華館 鶴岡ミュージアム」が会館、また、「神奈川県立近代美術館鎌倉別館」も、およそ2年にわたる改修工事を終えて、この秋リニューアルオープンしました。今回は、鎌倉文華館のほか、「ミュージアムめぐりスタンプラリー」を実施している5つの美術館のうち、3つの美術館を訪問しました。
■鏑木清方記念美術館
日本画、特に美人画で有名な鏑木清方。小町通の喧騒を逃れた住宅街の一角、清方旧居跡に鏑木清方記念美術館があります。この美術館に入ったのは実は初めてのこと。11月に国立近代美術館で開催される鏑木清方の特別展を前に「下ごしらえ」として出かけました。
展示会場はそれほど広くはありません。今回は「泉鏡花没後80年清方と鏡花 ~ふたりで紡ぐ物語の世界~」が開催中でした。文豪、泉鏡花と鏑木清方は親しい間柄で、鏡花と清方ゆかりの作品が展示されています。国立近代美術館で開催される清方の特別展で展示される「築地明石町」の下絵が展示されていたのには少々驚きました。
図書コーナーで「ミュージアムめぐりスタンプラリー」の台紙をもらい、次の目的地に向かいます。
■鎌倉市川喜多映画記念館
鏑木清方記念美術館を出て小町通を北に進み、鶴岡八幡宮の手前で左に曲がると、鎌倉市川喜多映画記念館があります。
当記念館は日本の映画史に多大な足跡を残した川喜多長政・かしこ夫妻の旧宅跡に鎌倉市が整備したもので、映画関係資料の展示や映画の上映、映画関連の講座や講演会なども年間を通じて開催されます。
また、記念館の奥にある建物、旧川喜多別邸は、かつて哲学者の和辻哲郎が住んでいた邸宅を移築したもので、川喜多夫妻はこの建物を海外から訪れる映画監督や映画スターをもてなす場として使用していました。現在では春と秋の年2回、期間を限って一般公開されています。
■神奈川県立近代美術館 鎌倉別館
かつて鶴岡八幡宮の境内にあった神奈川県立近代美術館本館は現在は葉山に移転し、鶴岡八幡宮に向かって西側にある鎌倉別館は、2年間にわたる改修工事が完了し、この秋新たに営業を開始しました。
敷地に入るとまず目に入るのは、建物前庭の現代彫刻。今回の改修工事で位置を少し変更したそうです。
玄関右脇の窓口で入場券を買い求め、2階の展示室に入ります。
この日は鎌倉別館リニューアルオープン記念展「ふたたびの『近代』」展が開催されていました。同館の「コレクションの中核をなす日本の『近代』を担った」作家たちの作品を展示しており、岸田劉生や高橋由一、橋本雅邦、加納芳崖、藤田嗣治など、私のような浅学の者でも知っている著名作家の作品が展示されていました。
■鎌倉文華館 鶴岡ミュージアム
鶴岡八幡宮の境内にこの6月に開業した「鎌倉文華館 鶴岡ミュージアム」に初めて入りました。
建築家・坂倉準三が設計し、2016年3月に閉館した神奈川県立近代美術館・鎌倉館を改修し、近代的な美術館に生まれ変わりました。鎌倉の歴史や文化を展示する文化交流施設となっており、この日は「季節展示」として鎌倉ゆかりの展示が行われています。
文華館北側のカフェはこの10月に開業したばかりで、内部には2010年に倒伏した大銀杏の一部が展示されています。
さて、今回の散策で「ミュージアムめぐりスタンプラリー」5館のうち3館のスタンプを押印することができました。残り2館はまた後日ということで、鎌倉を後にしました。
■鏑木清方記念美術館
日本画、特に美人画で有名な鏑木清方。小町通の喧騒を逃れた住宅街の一角、清方旧居跡に鏑木清方記念美術館があります。この美術館に入ったのは実は初めてのこと。11月に国立近代美術館で開催される鏑木清方の特別展を前に「下ごしらえ」として出かけました。
▲鏑木清方記念美術館 門 |
▲鏑木清方記念美術館 参道 |
入り口の門をくぐり抜け参道を進むと美術館の建物です。館内には東京の旧宅のアトリエが復元されているほか、絵の具の解説や図書コーナーなどもあります。
▲鏑木清方記念美術館 旧アトリエ |
展示会場はそれほど広くはありません。今回は「泉鏡花没後80年清方と鏡花 ~ふたりで紡ぐ物語の世界~」が開催中でした。文豪、泉鏡花と鏑木清方は親しい間柄で、鏡花と清方ゆかりの作品が展示されています。国立近代美術館で開催される清方の特別展で展示される「築地明石町」の下絵が展示されていたのには少々驚きました。
図書コーナーで「ミュージアムめぐりスタンプラリー」の台紙をもらい、次の目的地に向かいます。
■鎌倉市川喜多映画記念館
鏑木清方記念美術館を出て小町通を北に進み、鶴岡八幡宮の手前で左に曲がると、鎌倉市川喜多映画記念館があります。
▲鎌倉市川喜多映画記念館 入り口 |
当記念館は日本の映画史に多大な足跡を残した川喜多長政・かしこ夫妻の旧宅跡に鎌倉市が整備したもので、映画関係資料の展示や映画の上映、映画関連の講座や講演会なども年間を通じて開催されます。
▲旧川喜多邸 |
また、記念館の奥にある建物、旧川喜多別邸は、かつて哲学者の和辻哲郎が住んでいた邸宅を移築したもので、川喜多夫妻はこの建物を海外から訪れる映画監督や映画スターをもてなす場として使用していました。現在では春と秋の年2回、期間を限って一般公開されています。
■神奈川県立近代美術館 鎌倉別館
かつて鶴岡八幡宮の境内にあった神奈川県立近代美術館本館は現在は葉山に移転し、鶴岡八幡宮に向かって西側にある鎌倉別館は、2年間にわたる改修工事が完了し、この秋新たに営業を開始しました。
敷地に入るとまず目に入るのは、建物前庭の現代彫刻。今回の改修工事で位置を少し変更したそうです。
▲神奈川県立近代美術館 鎌倉別館 |
玄関右脇の窓口で入場券を買い求め、2階の展示室に入ります。
この日は鎌倉別館リニューアルオープン記念展「ふたたびの『近代』」展が開催されていました。同館の「コレクションの中核をなす日本の『近代』を担った」作家たちの作品を展示しており、岸田劉生や高橋由一、橋本雅邦、加納芳崖、藤田嗣治など、私のような浅学の者でも知っている著名作家の作品が展示されていました。
■鎌倉文華館 鶴岡ミュージアム
鶴岡八幡宮の境内にこの6月に開業した「鎌倉文華館 鶴岡ミュージアム」に初めて入りました。
▲鎌倉文華館 鶴岡ミュージアム |
▲鎌倉文華館 鶴岡ミュージアム |
▲源平池遊歩道から見た鎌倉文華館 鶴岡ミュージアム |
さて、今回の散策で「ミュージアムめぐりスタンプラリー」5館のうち3館のスタンプを押印することができました。残り2館はまた後日ということで、鎌倉を後にしました。
0 件のコメント:
コメントを投稿