2014年9月7日日曜日

夏休みと青春1​8切符消化の旅 多治見・犬山

思いのほか忙しかった8月が終わりようやく夏休みが取れました。今回行き先に選んだのは以前から候補にしていた岐阜県多治見市、そして午後は犬山城へ。こちらは数年前に来たことがあるので写真再撮影の旅となります。

■国宝寺院と修道院
最初に目指したのは永保寺。数年前から国宝探訪の候補に挙げていたものの、なかなか機会がなく、ようやく実現の運びとなりました。
鎌倉時代(1313年)に開創された、小高い虎渓山に佇む禅寺。正式名称は臨済宗南禅寺派 虎渓山永保寺。「虎渓」の名前の由来は、夢窓疎石がこの地を訪れた際、中国 蘆山の虎渓の風景(現在は世界遺産)に似ていたことに由来するといわれています。
鎌倉末期に建てられた「観音堂」と「開山堂」は国宝に指定され、池泉回遊式庭園は国の名勝に指定されています(多治見市観光協会HPより引用)。
禅寺だけあって境内は静かで凛とした雰囲気に包まれています。国宝の観音堂は簡素な造りで、屋根の反りも美しく、橋との組み合わせが絵になります。

国宝永保寺観音堂

観音堂 クローズアップ

国宝永保寺観音堂 向かって左から
国宝開山堂は、観音堂を右手に見ながらさらに奥に進んだ突き当りにあります。手前に柵があり近づくことはできませんが、毎年3月15日に国宝観音堂と開山堂内部公開が行われるそうです。

国宝 開山堂
※観音堂を見下ろせるところがあるということを自宅に帰ってから知りました。事前にもう少し調べてから行くべきでした。

続いてやって来たのはカトリック多治見修道院。昭和5年に建てられた、中世ヨーロッパを思わせる美しい建物で、岐阜県内最大規模の木造建築とのこと。
カトリック多治見修道院
敷地内にはぶどう畑があり、ワインの製造も行なっています。この日はあいにくワインの販売はありませんでしたが、11月には「多治見ワインフェスタ」も開催されます。

修道院を後にして焼き物の町、オリベストリートを経由し、駅前で「多治見焼そば」を食べました。
焼き物の町 オリベストリート
焼きそばといえば7月に「富士宮焼きそば」を食べたばかりですが、「多治見焼きそば」は半熟たまごとピリ辛味噌を使っていることが条件で、ご当地B級グルメとして売り出し中です。
多治見焼きそば 半熟たまごとピリ辛味噌

■生憎の曇り空 犬山城
JR太多線、名鉄広美線という、初体験のローカル鉄道を利用し、可児駅で名鉄線に乗り換えて犬山駅に着きました。城下町の雰囲気を残す町並みを歩きながら犬山城に到着です。

JR太多線 可児駅


犬山城 天守閣入り口に続く道

国宝4城のひとつということもあり、平日にも関わらず観光客でにぎわっています。しかし、生憎の曇り空。
犬山城天守 曇り空が残念
 
せめて傘の朱を入れて華やかに
 
数年前に来た時は、撮影した写真がすべてピンボケだったので今回はしっかり撮影するつもりでしたが、この曇り空ではさらにもう一度撮影に来ないといけないでしょう。
国宝の茶室 如庵

先日買ったばかりの「100名城」の本にスタンプを押し(スタンプ二つ目)、国宝茶室如庵などを見て、犬山遊園駅から帰路に着きました。

※貸自転車について
多治見ではいわゆる「ママちゃり」を借りましたが、上り坂が多く少々きつかったです。運動不足の方は電動アシスト自転車がよいかもしれません。犬山駅に貸自転車がないのが不思議でしたが、歩いたおかげで犬山城の前でビールを飲むことができました。

※新幹線との併用もあり
今回の行程をこなすには18切符だけでは困難と考え、静岡から名古屋までは新幹線を利用しました(最初から全て新幹線にすればという議論はおいておきます(笑)。)。
名古屋から中央線に乗り多治見駅に降り立ったのは、午前10時頃のことでした。

※画像は一部修正しています。

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